4月になりました。お変わりありませんでしょうか。
私事になりますが、社会人になり20年という節目を迎えました。20年前の4月、生まれ故郷である北海道江別市の立命館慶祥中学校・高等学校で教員として社会人生活をスタートしました。
また、中国・蘇州での3年間の駐在生活を終え、日本に帰国・独立してからも10年となります。
こうして振り返ると、節目の年にまた新たなスタートラインに立っているような感覚があります。
さて、この4月はこの10年の中でも特に忙しい月となりそうです。多くの新入社員研修のご依頼をいただき、東京・埼玉に加え、仙台・福島・新潟・愛知・和歌山・福岡・長崎と各地にお伺いする予定です。
主に担当させていただくのは、「社会人としてのマインド構築」です。採用と教育をセットで考えなければ社員は定着しない、という考え方は広く浸透してきました。しかし、これから求められるのは「定着」だけではなく、「利益に貢献できる人財へ育てること」だと考えています。
新入社員は入社時、モチベーションが最も高い状態にあります。一方で、まだ仕事の経験がないため、現時点では「人材」の段階です。ここから、ただ存在しているだけの「人在」になるのか、あるいは組織にとってマイナスとなる「人罪」になってしまうのか、それとも自ら考え行動し、価値を生み出す「人財」へと成長できるのか。その分かれ道は、会社や上司、先輩の関わり方に大きく左右されます。
では、どのような関わりが必要なのでしょうか。
私が新入社員研修でお伝えしている重要なポイントの一つが、「物事をポジティブに捉える力」です。
人は本来、ネガティブな生き物です。(私の持論です)できない理由として、「知識がない」「経験がない」「スキルがない」「教わっていない」といった言い訳を並べてしまいがちです。言い訳の天才です。
しかし重要なのは、「できないこと」そのものではありません。できなかったことに対して、「どうすればできるか」を考え、行動に移すことです。最初の一歩を踏み出した人にこそ、成長のチャンスは巡ってきます。私たちは日々、上司・同僚・お客様など、さまざまな方向から評価にさらされています。
だからこそ、「評価される仕事をする」という意識が重要だと考えています。
その土台として、社会人として当たり前にできてほしい4つの行動をお伝えしています。
①大きな声で挨拶
②大きな声で返事
③メモを取る
④相手の目を見て笑顔で話す
ここで大切なのは、それぞれの【目的】を理解することです。
①②は「自分の存在を相手に伝えるため」だからこそ、“伝わる声”である必要があります。
③は「忘れないため」最近では指示しないとメモを取らないケースや、スマートフォンで撮影して終わるケースも見られますが、本質は理解と再現性にあります。
④は「相互理解のため」自分の意図を伝え、相手の意図を正しく受け取るために欠かせません。体調や気分に関係なく、どんな相手に対しても、「当たり前のことを当たり前に継続する」こと。これこそが、社会人としての土台であり、成長の出発点であると考えています。
新しい環境に身を置くこの時期は、誰もが期待と不安を抱えています。だからこそ、特別なことを求めるのではなく、「当たり前のことを丁寧に積み重ねる」ことが、最も確実な成長につながります。日々の小さな行動が信頼を生み、やがて大きな成果へと変わっていきます。この4月が、新入社員だけでなく、経営者、上司や先輩の方にとっても実りあるスタートとなることを心より願っております。
良い本がありますので是非参考にしてください(笑)




