カモメになったペンギン?

カモメになったペンギン?なんだそれ?という感じですよね。実はリーダーシップ論の権威と言われている、ジョン・P・コッターさんが書かれた組織変革やリーダーシップを「物語」で学べる一冊なのです。ビジネス書が苦手な方でも読み進めやすく、登場人物たちの行動や感情を追いながら、組織が変わっていくプロセスを学ぶことができます。

物語の舞台は、氷山の崩壊という危機に直面したペンギンの集団。現状に違和感を覚えた一羽のペンギンの「気づき」から、仲間を巻き込み、反対や不安に直面しながらも、新しい行動へと踏み出していきます。そこには、よく見られがちな「変わりたいが変われない組織の姿」がリアルに描かれています。

本書が伝えているリーダーシップの重要なポイントは、「リーダーとは役職ではなく行動である」という点です。誰か一人の強い指示で組織は変わりません。危機を正しく伝え、共感を生み、小さな成功体験を積み重ねながら、周囲を動かしていくこと。その一連の流れこそが、真のリーダーシップであることが書かれています。

また、リーダーに求められるのは完璧さではなく、「勇気を持って最初の一歩を踏み出す姿勢」です。周囲から理解されなくても、仲間を信じ、対話を重ね、行動し続ける。その姿が、結果として組織全体の変化を生み出します。

変化の激しい時代において、リーダーシップは経営者や一部の管理職だけのものではありません。組織に所属する一人ひとりが「カモメになる」意識を持つことが、組織の未来を切り拓く力になります。

本書は、そのことをやさしく、しかし力強く伝えてくれる一冊です。「なぜペンギンがカモメになるのか?」は本書を読むとよくわかるので、是非解き明かしてみてください。

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