【若手社員必見】仕事に役立つキーワード:人工知能

今、私たちの生活に欠かせない存在となっているものといえば、人工知能(AI)です。AIはartificial intelligenceの略称で、身の回りのさまざまな製品やサービスに取り入れられています。

例えば、声をかけると道を教えてくれたり、検索をしてくれたりするアレもそうですし、毎日見ているウェブサイトのあちこちに“勝手に”出てくる広告も、人工知能を用いて、いつのまにかユーザの好みを分析し、反映しているわけです。

企業に目を向けると、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する場合にも、人工知能(AI)は欠かすことができないでしょう。というわけで、今回は若手社員にぜひ覚えておいてほしい人工知能に関するお話をさせていただきます。

DXについてはこちらをご覧ください。

目次

人工知能(AI)とは?

北宏志

早速ですが、人工知能とはどんなものを指しているのでしょうか?

実はその定義は人によってとらえ方が異なり、さまざまな定義付けや解釈がなされています。それらを平坦に言うと、“人間の脳で行っているさまざまな役割を機械にやってもらう”こととでも言いましょうか。

人間の脳には何かを学んだり、記憶したり、推測したり、判断したりと、多様な役割があります。それを機械(コンピューター)に代替してもらうのです。今、私たちの身近に存在する人工知能(AI)は、脳の持つ役割のうち、一つあるいはいくつかの限定した部分を担う技術です(これを特化型AIと呼びます)。

一方、今後さまざまな技術が発展していく過程で、人間の脳が持つすべて(あるいはおおよその)役割を代替できる人工知能が登場する可能性もあります(これは汎用型AIと呼ばれます)。後者はまさに、ハリウッド映画の世界ですね……。

人工知能(AI)の歴史

今や当たり前の存在となった人工知能(AI)という言葉が歴史上初めて登場したのは1956年だといわれています。1950年代後半から1960年代にかけて、第一次AIブームが巻き起こりました。この頃は記号やパズルといったルールのあるものに対する答えを出すといった点がメインでした。

1980年代(第二次AIブーム)に入ると、コンピューターに“学習”をさせる、知識を“記憶”させる点に研究の焦点は移行していきます。そして、2000年代、第三次AIブームはディープラーニングの時代を迎えます。

分かりやすく言えば、高性能のコンピューターを用いて大量のデータを解析していくことで、人工知能(AI)の性能は大幅に向上したのです。画像や音声の認識、判別、データ予測など、今私たちの身の回りにはありとあらゆる分野で人工知能(AI)が活用されています。

仕事と人工知能(AI)

ではこの人工知能(AI)はこれから皆さんの仕事とどう関係してくるのでしょうか?そう言えば、しばしば“10年後にはAIに取って代わられる仕事”なんていう記事や書籍を見かけますね。

たしかに、これまでの人工知能(AI)の急激な発展を考えると、多くの仕事が“機械化”できるのかもしれません。今私が書いているこの文章も、そう遠くない未来には、私が書くよりも読みやすく書くことができる“執筆ロボット”のようなものが登場していてもおかしくはないでしょう。

ただ、今回のブログでお伝えをしたいのは、そのような点ではありません。どちらかといえば、若手社員の方に考えてほしいのは、自分の仕事に人工知能(AI)を取り入れたら、どんな風に良くなるだろうか、ということ。

人工知能をうまく活用できれば、業務にかかる時間の短縮になるかもしれませんし、抜本的な仕組みを変えるようなシステムを生み出すことになるかもしれません。人工知能(AI)に使われるのではなく、どうしたらより良く“使えるか”。そんなことを考えながら、仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

今回は、身近な存在になった人工知能(AI)についてお話しました。
また次回も皆さまのお役に立つようなトピックをお伝えできればと思います。
ありがとうございました。

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