受講者側にもあるの!? 社員教育のため企業研修を受講する際の注意点

企業研修について調べていると、よく見かけるのは “研修を企画する際の注意点” や “初めて研修担当になったら気を付けるべきこと” といった、研修を実施する側へのアドバイスです。たしかに、これはやってみないと分からない苦労もあるでしょうし、社員教育担当者にとっては有益な情報だと思います。

一方考えてみると、なぜか社員教育の一環で企業研修を受講する側、つまり

北宏志

一般多数の社員たちに向けたメッセ-ジというのはあまり見かけないのです。それはなぜか?

おそらく企業研修を受講する人たちの多くが、自分の意志ではなく、会社から与えられた教育プログラムの一つとして “受動的に” 研修に参加しているため、そこに強い意志がないのではないでしょうか。


ということで(というわけでもありませんが)、今回は社員教育のための企業研修を受講する側の注意点について考えてみたいと思います。

目次

果たして、受講者側にも注意点はあるのか?

まずは根本的な疑問、そもそも教育を受ける側に注意点はあるのでしょうか。遅刻をしないとか、メモを取るとか、きちんと話を聞くとか……そのレベルのものは容易に浮かびますが、注意点がどうこうというよりは、社会人として当たり前のことですので、一旦置いておいて。

普段、さまざまな企業で社員教育のための研修をさせていただいている私としては、受講者側に求める点を次のように考えています。

会社があなたに教育を受けさせる目的を把握する
あなた自身が研修から学びたいものを定める

文章にしてみるととても単純なことのように感じられるかもしれませんが、この二つは、教育を受ける側にとって欠かすことができないモチベーションの維持・向上に直結するものだと、私は思っています。

会社が社員に教育を受けさせるには、明確な目的がある

企業研修には、新入社員研修や課長研修といった企業人としてのステージ毎に受講する必要があるもの、コミュニケーション研修やチームビルディング研修といった業務をスムーズにするための研修など、さまざまなものがあります。そして、本来、一つひとつの研修すべてに、“会社が考えている目的”があるのです。

ここは少し余談ですが、企業の社員養育担当の方とお話をしていると、まれに“この研修の目的? 毎年やっているものですから”と真顔でおっしゃる方がいますが、これは大きな問題です。研修を受けさせる側が目的を分かっていないのに、受講者側に伝わるはずはありません。

話を本題に戻すと、本来、企業研修も含めた社員教育にはすべて、会社側の意図があるはずです。“会社はなぜこの研修を自分に受けさせるのか”を受講者側が常に認識していれば、研修に主体的に参加できるでしょう。

あなたはその研修を受講して、どうなりたいですか?

1つ目の注意点は企業側の意図という、受講者側でコントロールすることができないものでした。しかし、2点目は違います。受講者自身が、その研修を受けてどんなことを学びたいのかどんな風になりたいのかを知っておくことこそ、研修に積極的に参加するモチベーションにつながります。

例えば、新入社員であれば、入社前研修で会社の雰囲気をつかんでおこうとか、社内の人間関係作りの第一歩にしようというような目的を設定することができますね。あるいは、企業側の意図とは異なるかもしれませんが、チームビルディング研修を受講する時に、“いつか自分が独立した時のための学び”だと考える人もいるでしょう。

ひょっとすると、研修をしている講師の様子から自分が研修をする側に立つ時に役立つヒントを得ようという人もいるかもしれません。研修に参加する受講者側が、自分の未来をイメージして学びの場にいることで、モチベーションを維持することが可能です。企業研修はあくまでも企業側が用意してくれるものと考えず、せっかくのチャンスだと捉える気持ちで受講してみましょう。

今回は、企業研修を受講する側に注意点はあるのかという、少し普段とは異なる視点から研修について考えてみました。この気付きは、企業の研修担当者も常に自問自答する必要があるテーマでもあります。社員教育の場は、企業にとっても、受講者にとっても、成長につながる場。そんな意識を双方が持って臨める研修が理想的ですね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。研修についてご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

新入社員研修や若手社員のモチベーションアップなど、御社のご要望にあった企業研修をご提案いたします。お気軽にご相談ください。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次
閉じる