Z世代とうまくいくコミュニケーションの方法を3つご紹介

若手社員を部下に持つ人にとって、彼らとのコミュニケーションは必要不可欠です。

しかし、「どうコミュニケーションをとって良いのかわからない」という人も多いでしょう。

北宏志

そこで今回は、私が考えるZ世代とのコミュニケーション方法を3つご紹介します。

目次

Z世代とうまくいくコミュニケーションの方法
①まずは“あなた”を伝えよう

若手社員とのコミュニケーションの第一歩は、彼らのことを知るよりも前に、まずはあなた自身のことを開示すること。

当たり前のようですが、実はできていない人も多いのです。

そういえば、会社で新人が入ってきたとき、新人は自己紹介をしますが、既存の社員はあまり自己紹介をしませんよね?

相手を知るためにはまず、相手に自分を知ってもらうことが大切なのに、不思議な話です。

私がお薦めする自己紹介の方法は、名前や所属、趣味だけでなく、自分がこれまでした失敗談を話すこと。

特にマネジメント層は、若手社員に共感をしてもらえるようなエピソードを用意しておくと良いでしょう。

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Z世代とうまくいくコミュニケーションの方法
②プライベートも知らなければ距離は縮まらない

昨今、コンプライアンス重視やハラスメント防止のため、プライベートには立ち入らないという考え方を持つ人が増えているようです。

しかし、私個人としては、人と人が距離を縮めるためには、ある程度“素の顔”を知っておく必要があると考えています。

もちろん相手が知られたくないのであれば尋ねませんが、そうでない場合、積極的に「休みの日は何してる?」と聞くようにしています。

ここで重要なのは、相手が何をしていても否定しないこと。

例えば、「家でゲームをしています」という答えが返ってきたら、「時間の無駄じゃないか」などと言ってしまっては、何のコミュニケーションにもなりません。

「楽しそうだね。どんなジャンルのゲームなの?」といったように、必ず相手の休日の過ごし方を認め、興味を持つことが大切なのです。

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③分からないときは質問してはNG

仕事を教えていく上で、若手社員に「分からないときは質問して」というフレーズを使っている人はとても多いでしょう。

しかし、私はこのフレーズを推奨しません。

なぜなら若手社員は「何が分からないか、分かっていない」場合が多いから。これではいつまで経っても、仕事への理解度を知ることはできません。

そこでこうコミュニケーションしていただきたいとお伝えしているのが「〇〇のときは声をかけて」というフレーズです。

「計算方法に自信がないときは声をかけて」「会議の内容が聞き取れなかったときは声をかけて」というように、具体的な内容を示すことで、若手社員は“どのフラグが立ったら”上司に声をかけるべきなのかを判断しやすくなります。

一言でコミュニケーションと言っても、世代や考え方が違えば、大きく異なるもの。Z世代とのコミュニケーションに悩んでいる方はぜひ、参考にしてみてください。

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