今後、企業を引っ張っていく存在になるZ世代の若者たち。
一方で、マネジメント層からは「若手社員が何を考えているのかよく分からない」という声も聞こえます。
Z世代の若手社員をしっかりと育てていくことが大切であることは分かっていても、
どうしたら良いのかと悩む人たちに向け、今回はZ世代の性格の特徴をお伝えします。
Z世代の性格の特徴
その① 承認よりも、共感を求める
少し前まで、最近の若者は「承認欲求が強い」という風潮がありました。
SNSでの発信・コミュニケーションが当たり前の若者にとって、たしかに承認は1つのキーワードです。
しかし、Z世代はそこからさらに変化し、「共感欲求が強い」世代になっています。
「あなたの考えを認めていますよ」という承認だけでなく、「あなたの考えを認め、かつ共感していますよ」というところまでが必要なのです。
Z世代の性格の特徴
その② 何事もコスパ、タイパが鍵
Z世代を表すキーワードでよく聞くのが、「コスパ、タイパ重視」だということ。コストパフォーマンスは皆さんも業務でよく求められることでしょう。
一方、タイムパフォーマンスは「その行動が、かかる時間に対して見合っているか」を考えることを指しています。
Z世代の若者たちは、自分の行動や、仕事における業務がコスパ、タイパに見合っているかを1つの判断基準にしているのです。
逆に言えば、彼らがコスパ、タイパに見合わないと思う業務が多い場合、若手社員が不満を蓄積し、やがて離職してしまうという可能性もあるということ。
マネジメント層はこの考え方をしっかりと把握しておくべきでしょう。
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Z世代の性格の特徴
その③ 自分に合う場所で、安定した生活を
Z世代の性格を表すものとして最後に挙げるのが、意外にも安定志向だということ。
若者=刺激を求めると思っている人も多いかもしれませんが、Z世代は違います。
彼らはずっと、日本経済が停滞している時期を過ごしています。
大冒険をして大きな成功を掴むよりも、自分に合った場所で、コツコツと安定した生活をしていく方を好みます。
安定した生活は仕事だけでなく、プライベートも同様。
だからこそ、仕事だけに一生懸命になるのではなく、しっかりと自分の時間を確保できることも重視しているのです。
今回は、Z世代の性格の特徴について、私なりの考えをまとめてみました。
若手社員を育成するためには、まず彼らの考え方を知る必要があります。
ぜひ参考にしてみてください。