新入社員や若手社員に向けた部下指導方法、営業力強化メソッドをはじめ、すべての人に役立つモチベーションアップ方法などを実践形式で学ぶ研修や講演を提供しています。また、中国やベトナム・ミャンマーなど海外進出を目指す企業や、後継者にたいしての事業継承に悩む方達へコンサルティング業務をしています。

「逆転の仕事術」プロローグと目次を先行公開

8月22日発売 ビビリの人生が変わる 逆転の仕事術 のプロローグと目次を先行公開いたします!

否定されるのが怖くて他人の目が気になる 「ビビリ」のあなたへ

私は常に「周りからどう思われているのか?」「嫌われてはいないだろうか?」と、 日々、疑心暗鬼で過ごしています。

子どものころは親や先生に、学生時代は先生や先輩に、新卒で採用された教員時代 は生徒や保護者、周りの先生方に、その後転職したランドセルメーカーでは、共に働く社員やお客様に、そして今は、私の研修を受講される方やクライアントに、どう思 われているのか気になって仕方がありません。

私は、みなさんと同じ典型的な「ビビリ」の一人です。

ですが、「周りから嫌われたくない」「評判を落としたくない」というのは、私が一 生懸命働く上での大きなモチベーションにもなっています。叱られたり、批判されたりするのはもちろん、「あいつは、使えないやつだ」とも思われたくないので、どんな ことにも全力で取り組まざるをえないからです。しんどいようですが、私はこんな風 にしか生きていくことができません。

一見、順風満帆に見える私の本当の姿は......

私は「リーダー向け部下指導研修」「若手向けパフォーマンス向上研修」「新入社員 研修」などを中心に、年に 30回以上の研修・セミナーを担当している研修講師で す。銀行系シンクタンクや商工会議所などが主催する〝定期開催セミナー〟の依頼リピート率は90%を超えています。

ビジネスの世界に入る前は、私立・立命館大学に関係する中学校・高校で6年間の教員生活をしていました。教員時代には、キャリア教育、国際理解教育を専門とし、 海外研修にもたびたび生徒を引率。また、指導していた剣道部では各種大会で入賞者を多数輩出しました。

教員を辞めたあとは、ララちゃんランドセルを製造・販売する株式会社羅羅屋(ららや)に転職。震災後の福島で新工場の立ち上げを経験し、2013年からは中国の関連会社に 出向。現地法人の役員・販売責任者として経験を積みました。人脈ゼロの状態でしたが、「你好(ニーハオ)」「謝謝(シェイシェイ)」「青椒肉絲(チンジャオロースー)」の3つの言葉と「剣道」を武器に、まだ誰もランドセルを知らなかった中国で、ランドセルブームを巻き起こすことに成功。3年間で売り上げは9・7倍に拡大し、年商1億円のビジネスに成長しました。

教員としての経験とそのときの中国人部下を多数指導した経験がグローバル人材育成に興味を持つきっかけとなり、2017年、人材育成コンサルティング会社「株式会社ポールスターコミュニケーションズ」を設立し、現在に至っています。

......と、こんな風に自己紹介をすると、私が順風満帆な人生を送っているビジネスパーソンのように思われるかもしれません。「どこがビビリなんだ」と、感じる人もいることでしょう。

実は、教員を辞めることになった理由は、周りの期待に応えようとしすぎたあまり に発症した鬱病だったのです。

弱い自分だからこそ、弱い人の気持ちがわかる

教員時代は、生徒を第一に考えながらもうまくいかず、何度も悔しい思いをしました。他人の目が気になり、やがてどうしたらよいのかわからなくなってしまったのです。心療内科に通い、薬を飲みながら、家にいる日々が数か月間続きました。現在はすっかり完治し、今ではこのつらい経験があったからこそ、弱い自分を受け入れ、 自分とうまく付き合う方法を見つけられたのだと思っています。

ですが、「周りから嫌われたくない」「評判を落としたくない」という私の本質の部分は変わっていません。なので、自分と同じような人を見ると、その気持ちが手に取るようにわかってしまうのです。

自分に自信が持てず、常に不安な気持ち。

他人の目を気にしすぎて、仕事に行くのがつらく、しんどい気持ち。

人間関係がうまくいかず、モチベーションがどうしても上がらなくて鬱々した気持ち。

そのくせ、臆病であるにもかかわらず、人の輪の中心にいたいという矛盾したところもあるのが厄介です。影響力を発揮しようとオーバーな言動をしてしまったり、必要もないのに自分はすごいんだぞと変にアピールしてしまったり......。「そんなこと言わなきゃいいのに」と、周囲には思われているのにそれには気づかない自分。周りの人が離れてしまうのが怖いくせに、ときには高圧的な態度を取ってしまうこともあります。

もしかしたら、あなたの周りにもいませんか、そんな人。

実はこれ、臆病の裏返しで、虚勢を張っているだけなのです。 私を含めてこういうタイプに共通するのは、他人に正面から批判や否定をされると、とたんに何もかもが気になりはじめて、仕事や勉強が手につかなくなり、落ち込んでしまうことです。自分の恥に気づいて「穴があったら入りたい」と、必要以上にブルーな気持ちになってしまうのです。

つまり、ひと言で言うと、「めっぽう、打たれ弱い」ということになります。

臆病&ビビリを活かす生き方もある

冒頭にも書いたように、私は現在、年間130回以上、銀行や商工会議所、企業などで研修講師をしています。新入社員には社会人の心構え、若手社員にはモチベーションの上げ方、中堅社員にはリーダーシップ、幹部社員には部下マネジメント、他にも営業に特化した研修などもあります。

いったいどうやって、打たれ弱くて、否定されるのがめちゃくちゃ怖い私が、そんな風に仕事ができるようになったのでしょうか。

この本は、失敗を恐れる「臆病」で「ビビリ」な性格を、逆にひとつの能力として仕事に活用する方法をテーマに、私の(失敗談も含めた)経験を出血大サービスでお伝えしようと書いたものです。

私は出張でよくミャンマーに行きます。街を歩いていて、知らない人でも目が合うと、ミャンマーの人たちはみんなニコッと挨拶をしてくれます。歩いているだけで、なんだかご機嫌になれます。

そしていつも思うのです。日本も同じようになれば、毎日が楽しくなる人がもっと 増えるのではないかと。

人は元来、困っている人がいたら助けたいと思うものです。しかし、自分に余裕がなければ、手を差し伸べることもできません。「みんなが助け合って、協力し合いながら、楽しく豊かな人生を過ごせるようになるといいな」と考えて、私は仕事をしています。

だからこそ、自分の経験を赤裸々にお伝えしますし、その経験が今の自分を作っていると胸を張って言えます。私のような臆病な人間がどのように生活して、仕事をしているのか、「自分もあるある」とか、「自分よりもビビリだ」などと笑いながら読んでいただければ幸いです。

本書の裏テーマは、ズバリ「臆病者あるある」でもあります。

 本書を手に取ったすべての方が、明るく・楽しく・元気よく・前向きになって欲しいと心より願っています。

目指すは、否定されるのが怖い「ビビリ」の栄養剤。それでは始めていきましょう。

目次

プロローグ

否定されるのが怖くて他人の目が気になる「ビビリ」のあなたへ

第1章 臆病な自分を活かす

口には出せないけれど「臆病で何が悪い」といつも思っている

01 臆病な自分だからこそ相手の気持ちに敏感になれる

02 しんどくならないように自分のためのルールを作る

03 臆病気質を活かすために「できる」と宣言する

04 SNSは調子のいいときだけ調子の悪いときは自分で断つ

05 嫌われていないか心配だから傲慢にならずに済む

06 「嫌だ」と言えないから不満は書き出して水で流す

第2章 心配性な自分を活かす

心配性な性格だからこそ先を予測して仕事をするそれがやがて武器になる

07 お客様にすぐ返事をすると「仕事が速い」と評判になる

08 近くに頼りになる人がいるとパフォーマンスはアップする

09 上司のことがわからなければ報連相のやり方もがわからない

10 人に会うときの魔法の言葉は「お話を伺わせてください」

11 クレームに怯えるのではなく少なくするために努力をする

12 負のスパイラルに陥るから嫌なことは溜めずに流す

第3章 他人の目が気になる自分を活かす

〝気遣い〟になるのだから他人の目が気になるのは決してマイナスではない

13 大きな声で挨拶するだけで「現状」は大きく変わっていく

14 否定されたくないから 相手の意見を一旦受け入れる

15 会社の悪口を言うことに時間とエネルギーを注がない

16 できそうに見えた方が有利だから「見た目は10割」で

17 自分がなりたい理想の姿はドラマや小説にきっとある

18 身体と気疲れのコリが取れる自分だけの方法を見つける

第4章 繊細な自分を活かす

繊細さを武器にすれば打たれ弱くても心配性でも成長できる

19 減点法ではなく加点法で物事がうまくまわりだす

20 インプットだけではダメアウトプットで人は成長する

21 寄り添えることこそがあなたの大きな武器である

22 「自分がどうなりたいか」と「周囲にどうなって欲しいか」

第5章 しんどい自分と上手に付き合う

しんどくなりそうなら無理をしないで呼吸を意識してみる

23 何をすべきかわからないなら尊敬する人の行動を真似る

24 成功パターンを見つけて小さなことでも続けてみる

エピローグ

ビビリな私でも研修業界の松岡修造と呼ばれるようになった

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