
ゴールデンウィークも明け、いよいよ今年度の業務も本格的に動き始めた頃でしょう。

4月の人事異動を経てできた新しいチームはうまく機能していますか?
この時期多くの企業さまからお問い合わせいただくのが、チームビルディング(チーム作り)をどう進めていくべきかというお悩みです。チームの活性化のための異動だったにも関わらず、却ってチームの雰囲気が暗くなってしまった、業務が停滞しているような気がする……
というような時に取り入れることをおすすめしているのが、チームビルディング研修です。今回はチームビルディングの目的やメリット、オンラインでの取り入れ方をお伝えしたいと思います。
チームビルディングとは?
チームビルディングは読んで字のごとく、“チーム作り”のことを指しています。チームは会社における最小単位。チームがうまく機能することで、業務がスムーズに進み、会社の成長につながります。
チームの働きが停滞してしまうと、業務の進みが悪くなり、歯車がうまく噛み合っていない状況に陥ってしまいます。では皆さんは、積極的にチームビルディングを行っていますか?
チームが自然に自走してくれる状態は理想ではありますが、現実にはそんな状況を維持することは非常に難しいものです。だからこそ、積極的なチームビルディングを行う必要があります。
チームビルディングのメリット
チームビルディングを積極的に行うことには以下のようなメリットがあります。
- コミュニケーションの活発化
- 新たなアイデアの創造
- 企業ビジョンの浸透
- パフォーマンス・モチベーションの向上
チームビルディングの基本は、チームで話す、取り組む時間を作ること。日常の会話や会議の時間とは異なり、“チーム作り”を意識したコミュニケーションを行うため、チーム内のコミュニケーションの活発化につながり、そこから次の業務へのヒントになるようなアイデアが出てくることもあります。
また、チームで目標を共有する、自分たちが向かうべき方向性を共通認識とすることができるため、企業のビジョンを均一に浸透させることも可能です。結果として、自分たちがやるべきことが明確になるため、メンバーのパフォーマンスやモチベーションの向上にもつながります。
チームビルディングの進め方とオンライン開催のコツ
ここからは実際にチームビルディングを行う場合の進め方をお伝えします。チームビルディングでよく取り入れられる手法の一つに、ゲームがあります。
例えば、NASAゲーム。不時着した宇宙飛行士が15個のアイテムの中から優先順位を決め、問題を解決する方法をチームで考えるゲームです。優先順位を決める過程にはチームによるコミュニケーションが欠かせません。
その他にも謎解きゲームなど、チームビルディングに適しているゲームがいくつもあります。従来、チームビルディングは対面式で行われていましたが、現在は時代に応じて、オンライン化して導入する企業も増加しています。オンラインで行う場合には、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
オンライン環境の整備
スムーズな運営のためには、メンバーそれぞれのオンライン環境を整えておくことが大前提です。また、チームビルディングに集中できるよう、他の人がいない空間や周りが静かな場所を選ぶことも大切です。
ファシリテーターは参加者の表情に気を配る
チームビルディングにはファシリテーターと呼ばれる“司会者”のような人が必要です。ファシリテーターは、対面式の時よりもさらに、参加者に気を配る必要があります。特に、画面越しの参加者の表情や目線の動きをしっかりと確認することで、チームビルディングの雰囲気を向上させましょう。
中堅社員をファシリテーターにして、積極的なチームビルディングを
先ほどファシリテーターのお話をしましたが、企業内でチームビルディングを導入する際には、このファシリテーターを中堅社員に任せてみることを推奨しています。中堅社員はチームを作り上げ、その中核となっていく役割を果たすべき存在です。
ファシリテーターを務めることで責任感、チームリーダーであるという自覚を持つことができ、自身の成長にもつながります。また、他のメンバーも中堅社員の考え方や振る舞いから、多くのことを学ぶことができるのも、ファシリテーターを中堅社員に任せるメリットです。
今回はチームビルディングをテーマにお話させていただきました。チームビルディングを導入してみたい、どんなゲームがあるのか知りたい、チームビルディングを体験してみたいという方はぜひ、お声がけください。
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